考察

間抜けな捕り物帳とでも云えばいいのかとにかく登場人物が憎めない絵本である。
先生の味は然る事ながら生徒達は間抜けな泥棒役を見事にこなしており、しかもこの登場人物達の他には唯一の登場人物である看守さんも実に良い笑顔で笑う。
全編通して湿った所の無い勧善懲悪物である。
また童話よりの絵本であるのに何処か漫画チックで見る者を飽きさせない。
実に美味しい一冊である。
ただ、童話絵本などはページ数に比べて値段が高い、ボッてるとしか思えない。
購入する方は覚悟を持って行きましょう。